80. キャベツのKapusとゴーヤ
9月半ばからいきなり雨が続き、寒くなって冬を迎えました。
秋どこ行った…?
天気が悪いのでお出かけもできず、しかも10月に入ってから本格的に第二波到来です。「秋のハイキングに行きたい」なんて思っていましたが、今はまたお家籠りしています。この際、部屋のインテリアを変えて、気分一転しようと計画中。
- ここからキャベツの本題
チューリヒのスーパーマーケット、コープやミグロスで購入できるキャベツって、たぶんWeisskohlていうんですけど、日本のキャベツとかなり違います。こちらで年中変えるキャベツは、葉が厚くて硬い上に玉の密度が高い(ギュッと凝縮されてる)のです。だから、葉を一枚づつ剥がすのが一苦労。そして、しっかりレンチンするか茹でるかしないと、硬くて繊維が噛み切れません。
冬になると、チリメンキャベツ(Wirz / Savoy Cabbage)が売り出され、これは結構柔らかいし味も濃くて美味しいんですけど…。
私が楽しみにしているのが、9月限定で売り出されるKapusという種類(今のところ、コープではお目に掛かかったことがないのですが)。これが日本のキャベツに似ていて、しかもとっても大きくて安い! 5キロはあろうかと言う大玉で、例年1玉1.6フランくらい。柔らかいから、ロールキャベツとかお好み焼きとかサラダにもぴったりです。
大きすぎるので、一回買うと食べ切る頃にはシーズンが終わっているのがちょっと残念ですが…。もっとたくさん楽しみたいのに食べ切れん(泣
Kapusは、葉を一枚めくって1~2分レンチンすれば柔らかくなります。数十秒レンチンしてサラダにしても、美味しかった。パートナーは、ロシアのボルシチやロールキャベツを作ってくれました。生でも大丈夫だから、ちょっと塩揉みしてコールスローも作りました。
毎年楽しみにしているKapus、今年も1回しか購入できなかったけどいろいろな料理を堪能しました。チューリヒのWiedikon駅にあるスーパーBarkatには、年中Kapusが売っているらしいです。一度見に行ったけど、オリエンタルで馴染みがない商品ばかりで面白かったなぁ。
Kapusの季節は終わりましたが、冬はチリメンキャベツと芽キャベツを堪能していきたいと思います。あと、ここでは白菜(Chinakohl)も旬ですね^^
- ゴーヤを見つけた話
チューリヒ市内にある日系のスーパーで、ゴーヤを見つけて大喜びした話です。
小さめのゴーヤ2本入りで4.8フランだったと思います。少し萎びていたので、購入を即決。チャンプルーに変身させました。パートナーがゴーヤ好きで、久しぶりの味に喜んでくれたのでよかったです。本格的なチャンプルーではなかったけど、とっても美味しくできました。ゴーヤのサラダも作りたかったけど、苦みとシナシナ加減が強かったので、塩コショウで炒めて食べました。
ゴーヤを見つけたのは10月の始め。「なぜこの時期に??」
そして、どこで生産され、どこから輸入されたのか分からないけど…。ゴーヤが食べられてラッキーでした。
79. Kombucha(紅茶キノコ)を自宅で作る
パートナーの趣味の話。
あの人は最近、いろいろな発酵食品にハマっています。
まずパンを焼き始めたかと思えば、キフィール(ロシアの酸っぱいヨーグルトドリンク)の酵母を買い、さらには今ヨーロッパで流行っているKombuchaにも手を伸ばしました。友人にKombuchaを手作りしている人がいて、その人から発酵の元種(?)を頂いたそうです。
「Kombucha作る!」と聞いた直後、私は「昆布茶」を想像しました。
ヨーロッパのKombuchaはコチラのこと ↓↓
Kombuchaは、割とどんな飲み物でも作れるみたいです。でもうちは、まず紅茶で少し発酵させてから、他のドリンクを足していく方法でやっています。
種類が違う紅茶や緑茶、フルーツティーをブレンドしてもいいし、フルーツジュースでも美味しく作れました。ただし、バクテリアの栄養になる糖分が必要なので、種を紅茶や緑茶に漬け込むときはお砂糖をたっぷりと入れる必要があります。初めて紅茶で作ったときに「甘くなりすぎるのが嫌」という理由でお砂糖を少なめにしたら、栄養不足のせいか発酵が上手くいきませんでした。
発酵が終わると、糖分は種のバクテリアによって分解されます。そのため、できあがったKombuchaには甘さがほとんど残らないのが面白い現象。代わりに、発酵によるアルコールが発生します(ヨーグルトと同じくらいの度数みたいですが、測ったことはない)。また漬け込み時間が長すぎると、過発酵になってとても酸っぱくなります。お酢のようになったKombuchaは、私には水などで薄めないと飲めない。
新しいKombuchaを作るときなど、定期的に種を水で洗うのですが、ゼリーのようなさわり心地です。プルプルつるつる。
この種が口に入ると、生卵の白身を食べたような感じです。私は好きじゃない。でも触るのは好き。
私の一番のお気に入りは、フルーツティーで作るKombuchaです。
ほのかに残るフルーティーな香りと甘さが、ちょうどよかった。発酵が進むと炭酸ガスが発生して、さっぱり飲めるのもいい感じです。夏には炭酸があるほうがいいな、と思いました。
(一度、炭酸発生しすぎて、瓶を開けたときに爆発したけど)
紅茶とフルーツティー、オレンジジュースでKombuchaを作ったことがあるので、近々また違うドリンクでも挑戦してもらいましょう。
このフルーツティー、元の色はオレンジですが、Kombuchaにするとピンクがかったオレンジ色に変わりました。ピンクグレープフルーツのような、可愛い色味がおしゃれw
(発酵させて作る食品は、腐敗のリスクと背中合わせのようです。特に自宅では、管理が難しいし…。スイスは年中乾燥していて、夏でも気温が高くないので、自宅で発酵食品を作っている人が多いと思います。でも、変な匂いや色・泡が立つなど、少しでも怪しい雰囲気があれば食べない方がいいのかも…。)
78. ビザ更新
最近、自治体からビザ更新を知らせる手紙が届きました。
配偶者ビザの更新なので、特に難しい手続きはなく…。銀行の残高証明書&大学の在学証明書も不要でしたし、語学証明なるものも用意しませんでした。
必要だったのは、
・申請用紙
・パスポート
・滞在許可書カード
・手続き費用122フラン
これらを持って自治体の役所へ行くと、「今回はスイスに来て満5年の更新ですので、滞在許可書のカードに載せる顔写真を新しくします」と言われました。丁度顔写真を新しくしたいと思っていたので、タイミングよかったです。前のカードにあった写真は、私の仏頂面でしたから。
当時「証明写真は笑ってはいけない」と思っていた私は、できるだけ真面目な顔で写真を撮ったのですが、実は微笑む程度ならOKとのことでした。実は、アパートを探すときや就活をするときなどには、自分の滞在許可書をコピーして送ります。私の”真面目な顔”だと犯罪者の写真みたいになってしまって、第一印象が悪いのです。
写真を撮るのは、チューリヒ市内の移民局(Migrationsamt)です。
申請に行った役所で移民局に予約を入れてもらえたのが、2週間後。「けっこう時間開くなぁ」と思いました。
当日移民局に行くと、ドアの前に長い列。
建物内に入れる人数が限られているのか、それとも混んでいるだけなのか。理由は分かりませんが、ちょっとビックリしました。ドアの前には警備員がいて、どんどん人を捌いていきます。
列は長かったけどどんどん進み、10分ほどで私もドアの前へ。警備員に予約表を見せると、どのブースへ行けばいいか教えてくれました。写真撮影のブースは10個ほどあり、その前には待合スペースがあります。受付番号を取ってベンチで休憩。皆マスクしているし、ほどほどに距離感も取ってくれるので安心でした。
自分の番号が呼ばれて、いざブースへ。
予約表、パスポート、滞在許可書カードを見せて写真を撮ってもらいます。証明写真によくあるような小さな個室に一人で入り、まずは両人差し指の指紋を登録。そのあと正面のカメラで顔写真撮影です。
撮った写真は自分で確認できるので、気に入らない場合はスタッフの人にもう一度撮りたいと伝えます。私は2回目の写真をOKにしました。
写真を撮ったら解散。
建物内に入ってから、待ち時間も含めて20分ほどで終了したと思います。帰るときには建物の前に列はなく、警備員も暇そうにしておりました。
(新しいカードは、写真撮影から4日後くらいで自宅に届きました)
↓ 2年前のビザ更新(学生ビザ)
↓ 1年前のビザ更新(卒業直後)
↓ 配偶者ビザへ変更