79. Kombucha(紅茶キノコ)を自宅で作る
パートナーの趣味の話。
あの人は最近、いろいろな発酵食品にハマっています。
まずパンを焼き始めたかと思えば、キフィール(ロシアの酸っぱいヨーグルトドリンク)の酵母を買い、さらには今ヨーロッパで流行っているKombuchaにも手を伸ばしました。友人にKombuchaを手作りしている人がいて、その人から発酵の元種(?)を頂いたそうです。
「Kombucha作る!」と聞いた直後、私は「昆布茶」を想像しました。
ヨーロッパのKombuchaはコチラのこと ↓↓
Kombuchaは、割とどんな飲み物でも作れるみたいです。でもうちは、まず紅茶で少し発酵させてから、他のドリンクを足していく方法でやっています。
種類が違う紅茶や緑茶、フルーツティーをブレンドしてもいいし、フルーツジュースでも美味しく作れました。ただし、バクテリアの栄養になる糖分が必要なので、種を紅茶や緑茶に漬け込むときはお砂糖をたっぷりと入れる必要があります。初めて紅茶で作ったときに「甘くなりすぎるのが嫌」という理由でお砂糖を少なめにしたら、栄養不足のせいか発酵が上手くいきませんでした。
発酵が終わると、糖分は種のバクテリアによって分解されます。そのため、できあがったKombuchaには甘さがほとんど残らないのが面白い現象。代わりに、発酵によるアルコールが発生します(ヨーグルトと同じくらいの度数みたいですが、測ったことはない)。また漬け込み時間が長すぎると、過発酵になってとても酸っぱくなります。お酢のようになったKombuchaは、私には水などで薄めないと飲めない。
新しいKombuchaを作るときなど、定期的に種を水で洗うのですが、ゼリーのようなさわり心地です。プルプルつるつる。
この種が口に入ると、生卵の白身を食べたような感じです。私は好きじゃない。でも触るのは好き。
私の一番のお気に入りは、フルーツティーで作るKombuchaです。
ほのかに残るフルーティーな香りと甘さが、ちょうどよかった。発酵が進むと炭酸ガスが発生して、さっぱり飲めるのもいい感じです。夏には炭酸があるほうがいいな、と思いました。
(一度、炭酸発生しすぎて、瓶を開けたときに爆発したけど)
紅茶とフルーツティー、オレンジジュースでKombuchaを作ったことがあるので、近々また違うドリンクでも挑戦してもらいましょう。
このフルーツティー、元の色はオレンジですが、Kombuchaにするとピンクがかったオレンジ色に変わりました。ピンクグレープフルーツのような、可愛い色味がおしゃれw
(発酵させて作る食品は、腐敗のリスクと背中合わせのようです。特に自宅では、管理が難しいし…。スイスは年中乾燥していて、夏でも気温が高くないので、自宅で発酵食品を作っている人が多いと思います。でも、変な匂いや色・泡が立つなど、少しでも怪しい雰囲気があれば食べない方がいいのかも…。)