チューリーでのこと

大学、ビザの手続きや日常のことなど。備忘録も兼ねた日記です。 カフェやレストラン開拓は苦手。お店情報はあまりありません。

117. ブランチ&ランチ@動物園

 

チューリッヒ動物園のファン

 

チューリッヒ動物園。私達は年パスを買うほど好きで、よくお散歩気分で訪れています。

広大な敷地なので、一日中いても飽きません。でも、ボリュームの大きさに疲れること間違いなしでもあります。年パスを持っていれば「今日はこのエリア」「今回はカフェだけ」など疲れない程度に動物園が楽しめるので、存分に活用させてもらってます。

 

象~さんを見ながらゆったり

 

チューリッヒ動物園では、何百種類もの動物が飼育されています。特に象さんがいるKaeng Krachan Elefantenpark(タイのリゾート風な設計になっている室内ドーム)は、規模も内装も本格的!! 広大な敷地に、象さんが動き回れるスペースが3エリア。そして、本当にタイのリゾートに来たかのような錯覚に陥ります。また、室内ドームなのに、ジャングルにいるかのように感じさせてくれるデザインも素敵です。

このパーク、実は2階にタイロッジがあるのですが、普段は閉鎖されていて入場禁止。入場するには、日曜日&祝日のみ開催されるビュッフェに、事前予約する必要があります。

 

空席があれば、当日でもランチのチケット買えますけどね☆

 

ブランチ&ランチ

 

ブランチは、9:15〜11:00。

ヨーロッパ風のビュッフェで、特にスクランブルエッグが濃厚で美味しかった!! 大人にプロセッコが一杯付いてくるのは、スイスっぽいですね。
ブランチは、必ず事前予約しなければいけません。テーブルが確保されていて、時間内ならいつ行ってもOK!私たちは9:30くらいに着いたのですが、すでに賑わっていました。客数はそんなに多くなくて、スタッフの人はホールに4人ほど。サービスが行き届いていて、とても快適でしたよ。ビュッフェも混むことなく、スムーズにお料理を選べました。

 

意外だったのが、子供が少なかったことです。象を見ながらのブランチ&ランチなんて、子供が喜びそうじゃないですか。ビュッフェだし、親も楽じゃないかなって思ったのです。値段も高くはありません。でも、大人だけのグループが大半を占めていて、ちょっと驚き。もちろん、大人も十分に楽しめるイベントなので、誕生日会とかにしても良さそうでしたが…。

 

お会計の時に、アームバンドを付けてもらえます。これがあれば、レストランに入退場自由ですよ。

 

私たちは、ブランチの後に動物園へ繰り出しました。この日は猛暑。そして祝日とあってか、園内は激込み。広大な動物園を歩き回り、人込みをかき分けて歩いた私たちは、へとへとです。お腹が空いたというよりも、座って何か飲みたい気持ちが強かったです。
このようなときに、自分は年をとったなと実感するのですが…。どなたか共感してくれますか?(笑)

 

ランチは、11:00~15:00。

メニューは、いろいろなサラダ、タイカレーや煮込み料理など。デザートとコーヒー類はブランチとほぼ同じでした。

 

タイ料理といっても、おそらく誰でも食べやすいようにアレンジされていると思います。私はタイに行ったことがありませんので、予想なのですが^^; というのも、辛味はほとんどなく、唐辛子は最小限にしか使われていません。そしてタイ料理と言えばの、パクチー。こちらも別盛りで、「自分で取ってください」スタイルでした。

 

念願のチケットでした

 

数年前から、このブランチ&ランチに行ってみたかった私。動物園のホームページで、イベントをチェックするも、ずーっと先まで満席が続いていました。

半年ごとに予約ロットがオープンされるみたいなのですが、予約開始と同時くらいにオンラインをチェックしないと、なかなか空席が見つからない…。

連休は、さらに競争率が高そうです。

 

意外と狙い目なのが、学校の長期休み。
チューリッヒ人はどこかへ旅行。チューリッヒ以外の町から、観光客がたくさんやってきますが、彼らは動物園でブランチ&ランチがあるとは知りません。だから、結構チケットが取りやすかったりするみたい。

 

また行くのが楽しみ☆

 

今回タイロッジのブランチ&ランチで、大満足だった私たち。さっそく、次回のチケットを予約しちゃいました。

次に取れたのは10月の日曜日です。こちらも、チケットが手に入って大歓喜しました。二度目は、もう少し違う楽しみ方ができそうですね。象さんも、近くに来てくれるといいなぁ~。

 

 

www.zoo.ch

116. フランスのコルマール

5月(執筆開始)なのに一向に春めいたお天気に変わらない、チューリヒから。

 

6年ぶり(?)2度目のコルマール

 

前回は、チューリヒに来た翌年か翌々年でした。イースターコルマールが見たくて、一人で日帰り旅行をしたのです。あの時は若かったなぁ(笑)

今回はパートナーのリクエストで、2泊3日することにしました。家族と一緒の小旅行。私は一度訪れたことがあるので、何だか懐かしい気分^^

まずは、チューリヒからバーゼルSBBへ。バーゼルSBBで、フランスのローカル電車に乗り換えます。同じ駅なのに、プラットホームと電車が違うだけで雰囲気と言葉ががらりと変わるのが、面白いところ。フランスの電車が止まっているプラットホームの前には、税関がありました。でも、ガランとしていて誰もいなさそう…。
「前は一人で、今回とは違うルートで電車を利用して行ったなぁ…」とか、「チケット売り場にいたフランスのお姉さん。言葉が通じなくても私の言いたい事、分かってくれたな」とか、あの頃を思い出しながら、電車に揺れること約2時間。コルマール駅に到着です!

 

年中イースターの街でした

 

コルマールは、イースターが盛り上がる街だと思っていましたが、実は一年中イースターの飾りがあったなんて!(笑)
カラフルな卵にウサギの置物、小動物が見られるゾーンと、家々のキュートな飾り付け。「これこれ!」と言いたくなる、コルマールの名物がありました。「イースターが終わったから、街の飾りも落ち着いているだろう。観光客も少ないだろう」という私の期待を裏切る賑やかさ。観光客もたくさん溢れていました。もちろん、日本人の方々も多く見かけましたし、スイス人もあちこちに…。

お目当てのお店やベーカリーは、事前にチェック済み。グーグルマップやネットで、食べたいもの、行きたいお店をリストアップしていました。といっても、コルマールは小さな街です。歩きながら散策をしても、一日あれば十分楽しめますね。

ただ前回と違って、今回は泊り^^ 夜ごはんは、あえてスーパーとマーケットで調達してきちゃいました。異国のスーパーって、なんでこんなに楽しいんでしょう。必ず覗いてしまいます。

 

本場のクロワッサン

 

フランスに来たら誰もが食べるもの。それが、クロワッサンです(たぶん)。
ちなみにマカロンは、個人的にはあってもなくても…という感じです
朝ご飯に伺った "MOKKA Café" のクロワッサンが、ピカイチの美味しさ。絶対にまた食べたい♡ このカフェ、凄く人気でいつも満席。私たちが行ったときは、丁度お客さんが退席したところでした。運良くその席を確保できて、本当にラッキー。

次から次へと、お客さんが絶えないカフェ。それでもウェイター&ウェイトレスの方々は素敵な笑顔で、穏やかな雰囲気だったのが印象的です。

パン屋さんに行くと、必ずクロワッサンとパン・オ・ショコラは置いてました。ただ、全てのクロワッサンが私好みというわけでもなく…。残念ながら、サクサク度が低かったり、バターの風味が無かったりしたクロワッサンも多くありました。フランスだからと言って、期待しすぎはダメですね。

 

MONOPRIXでお買い物

 

前回は覗かなかったスーパーマーケット、MONOPRIXへ行ってみました。

入ってみて、まずベビー用品の可愛さにキュン死(笑) チューリッヒのベビー服など、少し覗いたことはあったのですが、フランスのデザイン性には敵いません。オシャレで快適そうなお洋服がずらりと並んでいて...。買いたい欲がムクムク湧いてきました^^;

一つ気になったのは、レジです。 すべての出入り口にレジがあって、スタッフが目を光らせていました。ガラスの向こうでレジを打ちながら、万引きが無いか、チェックしているよう。一人でやるにはちょっと負担が大きいように思いましたが...。

穏やかなコルマールですが、こんなところで「フランスに来たなぁ」と感じます。

 

お土産を買って帰ろう

 

今回のお土産、友達にはリースリングの白ワイン、ベビー用のSchlafsack(スリーパー)、Schneckekueche(シナモンロール)です。
自分用というよりは、お友達にというのがメインかな。私はもともと、あまりお土産を買わないので、本当に少ないですね^^; でも、今回もたくさんの思い出を作ることができました。とってもよかったので、また何度でも訪れようと思います。

115. 日本からの海外送金は、難易度ウルトラC

 

海外送金できますか?

 

日本の銀行口座に、自分の預金がいくらかあります。それを、スイスにある自分の銀行口座へ移したい…。

これって、何の不思議も無ければ、不正を疑う余地も無いと思うんです。普通なら、「あっそう。すれば?」ていうだけの話ですよね。

それが出来ないのが、日本! なぜ? 数年前は、できたのに。
銀行員さんの話によると、金融政策が変わって海外送金の “審査” が厳しくなったのだとか。いろいろな書類と登録が必要なうえに、私の個人的状況も重なって、超絶面倒なことになってしまったんです。

 

罠① 住民票を抜いちゃった

 

私がスイスに引っ越したのは、マイナンバーが配られた後。マイナンバーを持っていながら、住民票を抜きました。日本に、健康保険や年金を払う必要が無いと思ったからです。日本の携帯番号もありませんし、実家も引っ越しをしました。
その結果…

マイナンバー:表記されている住所は、私の住所でもなければ、実家の住所でもない。

銀行口座:私の名義。実家の新住所。母の携帯番号。

という、結構ややこしい事になっているのです。

海外送金をする際、銀行口座とマイナンバーを紐づけなければいけません。国内では、マイナンバーを登録せずとも不便なく利用できますが、海外送金にはマイナンバーが必須。しかし私の場合、銀行口座とは住所が違うために、銀行員に怪しまれる&マイナンバー登録できない状況。
口座の住所をマイナンバーに合わせても、連絡先や万が一の事を考えると、やっぱり不都合です。

 

罠② 手数料の不透明さ

 

これは、今に始まったことではないんですが…。

海外送金するときって、経由銀行がそれぞれ手数料を取っていきますよね。それはもう、好き勝手に引っこ抜かれるわけです。銀行員に手数料の総額を聞いても、「分からないですねぇ」の一言。送金したい額の3分の1くらい、手数料で取られたこともあります。

今の時代、手数料が初めから分かっていないなんて、詐欺みたいなものだと、個人的には思うのですが…。

 

罠③ 居住地は海外

 

日本の銀行は、日本に居住している人だけが口座を持てる仕組みです(基本的に)。「日本の住民票はある。でも、拠点は海外」という人は、サービスの利用はできない…という(一応)ルールです。

「そんなの、馬鹿正直に教える必要ないじゃん? 日本に住んでるって言っちゃえばいいじゃん?」

なんですけど…
私のやりたかった送金は、「日本の私の口座 → 海外の私の口座」ということで。銀行員さんに、「あ、海外に口座をお持ちなんですか? 今はどちらにお住まいなんですか?」などといろいろ聞かれてしまいました(泣 ここで下手なウソつくと、後々面倒です。自分で詰みます。そこらへんは、銀行員さんの中にもプロがいるなと思いました。

で、海外拠点だということが分かると、もう海外送金なんて不可能です。「すみませ~ん。海外にお住まいとのことで、送金は承っておりません~。」の一点張り。“自分の口座から自分の口座へ、合法的に送金する” なぜできないんだろう?
サービルの利用ができないということで、口座凍結されてしまうのではないか⁉ とか考えて、凄くハラハラしましたが、日本国内での利用は、引き続き問題ありませんでした。

 

もう、この時点で面倒くさすぎる

 

あれもダメ、これもダメ

 

いろいろ試してみました。

自分の口座から、海外にある夫の口座へ。海外に口座を持ちたいので住所を借りてるだけ。などなど…。

本当にシンプルな取引がしたいのに、悪いことをしている気分になるのは、なぜでしょうか? こうやって、罪悪感を感じさせるのが、日本のやり方か?

結局は、海外のオンラインバンクを利用しての送金。そして、現金持ち出し。という決着になりました。本当に日本の制度は意味不明。
不正行為を取り締まりたいのは分かるけど、なんか違う方向に行ってないか? 銀行員さんも、「制度が変わってから、海外送金される方は本当に少なくなりました」って言ってた。そりゃそうだ。面倒だもん。

日本独自ルールが多い&強いので、イライラしてしまいました。次に帰国するときは、こういうことが無いといいなあ~