チューリーでのこと

大学、ビザの手続きや日常のことなど。備忘録も兼ねた日記です。 カフェやレストラン開拓は苦手。お店情報はあまりありません。

114. 年末年始は日本へ

やっと日本へ

 

念願の日本帰国。叶いました!
感染症に関する入国規制が(ほぼ)撤回されて、ワクチン接種証明書のみで入国可能になりました。

入国規制の大幅緩和が発表されてから、私の周りでは日本旅行ラッシュです(笑 スイスの友達も、みんな「冬に日本へ行く!」と意気込んで、実際に何人も日本旅行を楽しんでいました。中には、東京で会えたスイスの友達も…。

 

「入国審査」「税関申告」「検疫(ファストトラック)」を突破せよ

 

出発前には「Visit Japan Web」に登録して、QRコードを取得。このウェブサイトもかなり曲者でした。まず、ファストトラックという名前に惑わされてはいけません。というのも、手続きが早くなるのは「検疫=新型コロナウイルスに関するチェック」の部分のみだから。「Visit Japan Web」では、入国に関する3つの検査に必要な書類や情報を事前登録できますが、空港での時間短縮に繋がっているかどうかは不明だと感じました。

時間短縮ではないけれど、大きく変わったと思ったのは、税関申告。機械にQRコードを読み取らせて、自分で手続きを済ませるというシステムに変わっていました。まあ、私たちはQRコードが読み取れなかったので、スタッフの人が対応してくれたのですけれど^^;

そして一番の難関は、なんといっても出発前の登録! 携帯だと見づらくて、パソコンが必要でした。これは、私がcookieの設定で、色々な物をブロックしているのが、登録に手間取ってしまった原因。画像が表示されなかったり、先へ進めずエラーになったりと、弊害がありました。

この弊害がcookieのせいだと分かるまでに、どれだけの時間を要したことか! 本当に。自分のせいかもしれないけど、時間を返してほしい><; 

 

エコノミークラスの長時間フライトは辛い

 

行きのフライトは約13時間、帰りは14,5時間と、なかなかハードな機内時間でした。

長時間になると事前に分かっていたので、多くの人がスナックをたくさん持っていたようです。

私たちはSWISSの直行便を利用しました。いつもなら、フライトの半分を過ぎたくらいで、キャビンの後ろにスナックコーナーが登場し、アイスクリームが配られます。おやつは、無くなったらおしまいですし、大したものはありません。グミとかチョコレート、しょっぱいクラッカーがチラホラっていう感じ? 私はいつも、自分で持ち込むおやつを楽しみにしているので、キャビンからはもらわないかな。あ、アイスクリームは絶対にもらいますけれどね(笑

今回の長期フライトでは、食事はいつもどおり2回。ですが、スナックが凄くたくさんありました。
いつもと同じような小さなものはもちろん、サンドイッチ数種類(ローストビーフが美味)・オレンジ&バナナ・スイスのお菓子Kägi等、「全部ほしいな~」と思えるラインナップ☆ 私たちは、ほぼ全種類ゲットしました。

私たちの席が、スナックのスペースに近かったのが幸いでした。CAの方が準備できたそばから、何があるかチェックできましたから。ほかの乗客の方々も、この品揃えには満足だったみたい。特にKägiは、一瞬で無くなりました。

 

帰りはオーロラに包まれて

 

北極圏を通って帰ってきた復路。CAさんが、「飛行機の周りにオーロラが見える」と教えてくれました。

就寝モードだった為、多くの窓は閉まっていました。言われなければ、絶対に気づかなかったでしょう。窓を開けて外を覗くと、確かに緑の大きな光のカーテン! 私はオーロラを見るのは2回目ですが、感動の一言でした。飛行機の周り一帯がこの光で包まれているなんて、想像しただけでワクワク。「自分、天国に行く途中なのかな?」なんて考えたりもしました。オーロラの不思議なパワーです←

 

久しぶりに日本満喫して

 

家族にも会えたし、友達ともお喋りできたし、十分に堪能しました。美味しいものもたっぷり食べて、買いたいものもゲットできました。ちょっと太ったけど、スイスでまた質素な生活をすれば、元に戻るでしょう(?)

フライト時間が長いのがネックだけど…。やっぱり日本に時々行くのは楽しいものです。

 

過去の帰国記事を、貼っておきましょうね↓↓

 

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113. 健康保険会社のバックに控えているのは?

過去の健康保険に関する記事は、↓から

zuerilife.hatenadiary.jp

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保険会社を選んだら

 

9月ごろから始まる、健康保険会社のキャンペーン。今年も街中やネットで広告が見られ、ポストにはビラが入りました。
自分が今加入している会社からも、来年の保険料のお知らせ&契約書がきて、手紙には11月末までに継続か解約かを知らせるように書いてありました。

健康保険は、会社を選ぶだけでは終わらないんですよね。並行して、モデル選びもあるからややこしい(泣

①HMO:まず、かかりつけ医に受診に行って、指示をあおるモデル
②-1 Telmed:保険会社に電話して、受診する医療機関を決めてもらう
②-2 Telmed-Freiearztwahl:保険会社に電話してから、自分の好きな医療機関に行く

私の友人の多くは、上の3つのどれかを選んでいます。また、ほぼ全ての保険会社はこの3つのモデルを提供しています。最近はオンラインで済ませられる手続きも増えて、大変便利になりました。でも、モデルの細かな違いが分かりにくかったり、同じサービスなのに会社によって名前が違ったりと、「わざと混乱させて、会社の都合のいい方へ誘導しているんじゃないか?」と思うこともしばしば…。

 

お医者さんに行く前に保険会社に電話して、症状の登録や(必要なら)受診する医療機関の指示を受けるTelmedサービス。モデル②は、「電話口で医療従事者がアドバイスします」というのがウリです。医学に精通している人に話を聞いてもらえると、安心するし、どの科を受診すればいいのかという疑問も解決できます。

 

保険会社のバックには2つの企業

 

顧客からの電話を受けるコールセンター。ほぼ全ての保険会社は外注していると言っても過言ではないようです。サービスに電話をすると、応対してくれるのは保険会社ではありません。スイスの場合、medgatemedi24 という企業になります。

medgateは、100人のドクターが電話応対してくれるのがメリット。電話をすれば、必ずドクターに繋がります。全体の約70パーセントは、スイス以外の国に住んでいるそうで、人件費節約なのかな? でも、全てのドクターはスイスで医療従事できる許可証を取得しているとのこと。クオリティや言語の壁は、問題なさそうですね。

 

medi24のドクターは、20人。ドクター以外の従業員が、主に電話応対をします。個人情報保護とセキュリティの観点から、スイス国内でしかスタッフを雇っていません。

そしてmedi24は、スタッフがスクリプト通りの質問を投げかけ、顧客の症状を入力し、システムが導き出した回答を伝える…。
そんな、フローです。
ドクターは、コールセンターのその後ろに控えています。特殊なケースに対応したり、システムの構築&改善に関わったりするらしい。

 

Telmedに電話する件のほとんどは特殊なケースではないらしく、ドクター以外のスタッフが対応できる範囲らしいですよ。なので個人で考えたいのは、「ドクターと話せる安心感」vs「セキュリティの強さ」でしょうか?

 

Telmedを選ぶときは確認しても◎

 

もし、medgatemedi24のどちらがいいか好みがあれば、保険会社に確認するのが良いですね。

どちらのサービスに繋がるかは、保険会社にかかっています。medgatemedi24のホームページへ行って、Partenerschaft を見てみると、どの保険会社と組んでいるかが見られますよ。

 

記事もあります↓

www.srf.ch

112. ドイツにプレゼントを送ったのに…

今回は、ちょっとした愚痴を書こうと思います。
小さなことかもしれないけれど、ショッキングだったので。

 

心こもった贈り物

 

夏頃、ドイツに住む友達からプレゼントを頂きました。

可愛らしい手作りの編み物。しかも名前の刺繡まで入れて! とても上手に編まれていて、荷物が届いたときは手作りなんて思いもしませんでした。
友達に「ありがとう」の連絡をしたときに初めて「(妹の)手作りなんだよ」と教えてもらい、パートナーとびっくり。なんでも、刺繡のバランスや文字の大きさなど、友達と妹さんで色々悩んで話し合いながら作ったのだそう。本当に心が温かくなる、素敵なプレゼントです。

そんな彼らに、お返しのプレゼントを選びます。友達は、スイスの "Reichmuth von Reding" のチョコレートが大好き。私たちも、よくチョコレートやお茶を買いました。高品質で美味しく、信頼できる企業さんなんです。

 

荷物はどこへ?

 

友達と妹さん、2人分のチョコレートにメッセージカードを添えて、郵便局へ持っていきました。

ドイツへの贈り物。受付のスタッフによると、届くまでには3日くらいかかるそう。「さすがお隣の国、約3日"しか"かからないのね」と思った私は能天気だったのでしょうか? この時、荷物のトラッキングサービスを付けずに預けてしまったのです。

さて、郵便局に荷物を預けてから2週間、友達の家にはまだ配達がありません。不安は募るのみ。
「荷物の紛失か」「誰かがチョコレートを盗んだのではないか」など、根拠のない考えが頭をグルグル…。「そういえば、郵便局のスタッフは不親切だったよなぁ」とか、「税関の人は、荷物盗むチャンスあるよなぁ」とか、あることないこと頭に浮かんで、気になって仕方がありませんでした。

実際は、郵便局や税関のスタッフ管理はとても厳しく、防犯カメラなども至る所に設置してあるはずです。他人の荷物や現金を持ち帰ることは、ほぼ不可能なのに。

郵便局のコールセンターに問い合わせてみても、「トラッキングサービスが無いのなら、こちらでできることは何もない」と言われてしまいました。まぁ、そうですよね^^; コールセンターの人は親身になって話を聞いてくれて、「心配だけど、もう少し待ってみては?」と私たちをなだめてくれました。

 

遅延からの関税

 

それから1週間ほどたったある日、友達から「着いた!」の連絡が♪ 私たちは、ホッと胸を撫で下ろしました。「荷物が盗まれていなくてよかった。紛失していなくてよかった」と思ったのも束の間。
友達の「関税取られちゃったけどね ;P」というメッセージに驚愕することになります。

なんでも、配達員から「関税20ユーロを "今" 払わないと、荷物を渡せない」と言われたそうです。

ギフトって書いてあるのに? 関税の代引きって何ですか? そんなことあるの?
全くもって予想していませんでした。私は、関税は後から自分の所に請求が来る、もしくは、金額が低いので関税無しだと思っていました。それが、関税があるどころか友達に代引きで請求されるなんて聞いてない⁉ 申し訳ない気持ちでいっぱいです。

友達は「全然いいよ~」って言ってくれましたけど…。どうすればよかったのでしょう? 私たちのもとにプレゼントが届いたとき、関税は請求されませんでした。荷物の中身が関係しているのか、郵便局で手続きを誤ったのか…。なんだかモヤモヤが残ってしまいました。

 

次にドイツへ物を送るときは、郵便局でしっかり確認しなければいけませんね。そして、トラッキングサービスを付けます。私の安心のために(笑)