113. 健康保険会社のバックに控えているのは?
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保険会社を選んだら
9月ごろから始まる、健康保険会社のキャンペーン。今年も街中やネットで広告が見られ、ポストにはビラが入りました。
自分が今加入している会社からも、来年の保険料のお知らせ&契約書がきて、手紙には11月末までに継続か解約かを知らせるように書いてありました。
健康保険は、会社を選ぶだけでは終わらないんですよね。並行して、モデル選びもあるからややこしい(泣
①HMO:まず、かかりつけ医に受診に行って、指示をあおるモデル
②-1 Telmed:保険会社に電話して、受診する医療機関を決めてもらう
②-2 Telmed-Freiearztwahl:保険会社に電話してから、自分の好きな医療機関に行く
私の友人の多くは、上の3つのどれかを選んでいます。また、ほぼ全ての保険会社はこの3つのモデルを提供しています。最近はオンラインで済ませられる手続きも増えて、大変便利になりました。でも、モデルの細かな違いが分かりにくかったり、同じサービスなのに会社によって名前が違ったりと、「わざと混乱させて、会社の都合のいい方へ誘導しているんじゃないか?」と思うこともしばしば…。
お医者さんに行く前に保険会社に電話して、症状の登録や(必要なら)受診する医療機関の指示を受けるTelmedサービス。モデル②は、「電話口で医療従事者がアドバイスします」というのがウリです。医学に精通している人に話を聞いてもらえると、安心するし、どの科を受診すればいいのかという疑問も解決できます。
保険会社のバックには2つの企業
顧客からの電話を受けるコールセンター。ほぼ全ての保険会社は外注していると言っても過言ではないようです。サービスに電話をすると、応対してくれるのは保険会社ではありません。スイスの場合、medgate か medi24 という企業になります。
medgateは、100人のドクターが電話応対してくれるのがメリット。電話をすれば、必ずドクターに繋がります。全体の約70パーセントは、スイス以外の国に住んでいるそうで、人件費節約なのかな? でも、全てのドクターはスイスで医療従事できる許可証を取得しているとのこと。クオリティや言語の壁は、問題なさそうですね。
medi24のドクターは、20人。ドクター以外の従業員が、主に電話応対をします。個人情報保護とセキュリティの観点から、スイス国内でしかスタッフを雇っていません。
そしてmedi24は、スタッフがスクリプト通りの質問を投げかけ、顧客の症状を入力し、システムが導き出した回答を伝える…。
そんな、フローです。
ドクターは、コールセンターのその後ろに控えています。特殊なケースに対応したり、システムの構築&改善に関わったりするらしい。
Telmedに電話する件のほとんどは特殊なケースではないらしく、ドクター以外のスタッフが対応できる範囲らしいですよ。なので個人で考えたいのは、「ドクターと話せる安心感」vs「セキュリティの強さ」でしょうか?
Telmedを選ぶときは確認しても◎
もし、medgateとmedi24のどちらがいいか好みがあれば、保険会社に確認するのが良いですね。
どちらのサービスに繋がるかは、保険会社にかかっています。medgateとmedi24のホームページへ行って、Partenerschaft を見てみると、どの保険会社と組んでいるかが見られますよ。
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