チューリーでのこと

大学、ビザの手続きや日常のことなど。備忘録も兼ねた日記です。 カフェやレストラン開拓は苦手。お店情報はあまりありません。

109. 引っ越しの季節(No.4 電気と水道をいじる時編)

長くなっております、引っ越しのメモ…。

今回は、引っ越し後の家具設置について。ここにも、さりげないトリックというかHakenがあるようです。

 

 

zuerilife.hatenadiary.jp

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ランプの設置&蛇口を新しく

 

新しい家に引っ越したら、天井や壁にランプを設置しますよね。もともと付いていて、電球を変えるだけの物件なら楽なのですが、なんせ古いアパートが多いチューリヒ。天井にプラグ(ローゼット&引掻シーリング)が無く、配線が丸出し! なんていうのも、結構 “ざら” にあるんです。

初めて見たときは、どこから手を付ければいいのか、何が必要なのか、全く分かりませんでした(笑

配線が3本。しかも絶縁テープでなく普通のテープで止めてるだけ

電球の取り付け方は、タイプによって様々。基本的には、天井に2カ所ほど穴を開けて、配線を固定するプラグを取り付けると思います。このプラグの型が色々あって、照明によって合うタイプも違います。だから、いちいち自分でプラグから設置しないといけないわけです(泣

 

(元々自分が持っている照明と引っ越し先にある天井のプラグが合わないと、すごくショック。だから、配線剥き出しのメリットも大きいです。

チューリヒのアパートは古く、どれもユニーク。いわゆる、「金太郎飴」もしくは「スタンダードな間取り」というのがありません。だから、引っ越しの度にアパート各々のデザインに合うランプを選ぶ必要があるんですね)

 

賃貸物件に穴を開けるのに抵抗がある人もいるかもしれません。「退去のときにトラブルになるかも」とか考えちゃいます。でもこれは日常生活の範囲内なので、心配しすぎないで大丈夫。自分が好きな用に、お部屋をデザインしましょう。

→ 壁や天井の穴を埋める粘土みたいなものが売っているので、これを買って退去のときに塞ぐのもOK^^

 

同じように、キッチンやバスルームの蛇口交換もできる可能性があります。大家さん・不動産への報告は必要かもしれませんが、蛇口だけならダメとは言われないと思います。

退去するときに元に戻せるよう、古い蛇口は大切に仕舞っておきましょう

 

元通りにできる範囲内で、電気配線と蛇口を自由に変えて楽しめる。チューリヒの古いアパートも、自分好みにアレンジできちゃいます。

“ただし…”

というのが、今回のメモです。

 

プロにお願いするが吉

賃貸物件に住んでいる人が必ず入るべき保険が、「Haftpflichtversicherung(個人賠償責任保険)」。

物件を意図せず破損させてしまった・傷つけてしまったときに下りる保険ですね。

 

照明や水周りを変える際に自分で作業して失敗したら、保険が下りるのでしょうか?

スイスは人件費が高い国。電気屋さんや水道屋さんに依頼すると、照明や蛇口の取り付けも結構な値段取られます(作業は雑なのに)。だから、「自分でやっちゃえ!」と思う人も多いようです。

怖いのは、「天井に穴を開けたくてドリルを使ったら、周りにヒビが入ってしまった」「水道の蛇口を変えたけど、締めが甘かったらしく、水漏れした」等の事故…。

 

Haftpflichtversicherungでは、自分で作業したのか、業者がしたのかによって、損害が出た場合の対応に違いがあるらしいんです。だから、自分で作業して損害が出た場合、保証されるかどうかの問い合わせが必要になります。

 

多くの場合は、「プロが作業してミスがあった場合、借主の過失はない」ということで、保険が下りるみたいです。

一方で、自分で作業をして問題があった場合、「借主に落ち度がある」ということで、保険が下りない可能性も無きにしも非ずなんだとか⁉

 

この辺りを保険会社に問い合わせてから決めた方がよさそうです。自分で作業して、DIYみたいな気分を堪能するのもいいんですけどね。やっぱり問題がおきた時のことは知っておいた方がいいかもしれません。

 

前にも言ったとおり、チューリヒのアパートは古いです。水漏れとかしたら、あっと言う間に被害拡大する危険性があります。

業者に作業してもらったら、領収書や明細書は退去まで保管!

 

自分の城にするために

古いけど味があるチューリヒのアパート。"標準" というものが無いからこそ、賃貸でも「唯一無二の自分の家」が作り上げられます。

引っ越し作業や確認作業はとても面倒だけど、数年住むものだからと思って、始めから不備が無いようにしておきたいものです。