39. ウズベキスタン旅行の感想
イースター真っ最中のヨーロパから。
先週から、スーパーマーケットではイースター関連の商品が大盛り上がりを見せています。
ウサギと卵モチーフのお菓子やグッズがわんさかありますが、週後半にもなると早くも値引きされていて…。むなしいです。
イースターを過ぎると明らかに「売れ残り」ですもんね。クリスマスと同じ。
さて、4月5日~13日までパートナーとウズベキスタン旅行に行ってきました。
ウズベキスタンはやっぱりキレイで、自分にとってのハイライトはキヴァという古ーい町。シルクロードやディズニーのアラジンの世界を連想させる、とっても神秘的な町でした。
今回の日程は、
1日目:電車でフランクフルト空港まで行き一泊。
2日目:フランクフルトからウルゲンチまで直行便。その後ホテルタクシーに乗って、現地21:00頃キヴァ着
3日目:キヴァ観光
4日目:早朝、タクシーでブハラへ。5時間のドライブは道の悪さや運転の粗さのせいでひやひや。事故を起こさないか心配でたまりませんでした。
5日目:午後、列車でサマルカンドへ。列車は割と快適
6・7日目:サマルカンド観光。開発が進んでいて、新しい建物がたくさん。スリらしき人も多かったが、こちらをじろじろ見ているのがよく分かるので、かなりあからさまな不審者でした。8日目の夕方、列車でタシケントへ。
8日目:飛行機の時間までタシケント観光。まじで何もなかった。観光スポットといえるのは、地下鉄の駅だけと言っても過言ではないでしょう。駅の装飾は見事だったけど、街自体に魅力はない。
9日目:タシケントからフランクフルトまで直行便。そのあと電車でチューリヒへ帰りました。
今回の旅の心配事は、
1.イスラムの国のマナー
2.飛行機の時間が夜中。ウルゲンチ到着も夜中、サマルカンド出発時刻も夜中(私は05:45発)。超微妙だった。どこでどうやって時間を過ごせばいいのか。
1に関しては、思ったより気にしなくていいかもしれません。
念のために、パートナーと私は結婚していることにしておいたけど。人前でカップルがいちゃいちゃしたり、他人にスキンシップを求めなければ大丈夫でした。日本と一緒。モスクに入る際も、観光客であれば頭を布で覆わなくても入れました。
でも、露出は少なくした方がいいみたいです。女性は、年齢問わず長ズボンに長袖でしたから。この服装が、文化・宗教的なものか、はたまた日焼け対策なのかは不明です。明らかなムスリムの服装ではなくても、手足や胸元は隠すのが普通のファッションみたいでした。
レストランでもホテルでも、人は基本的に男性のパートナーへ向かって話しかけます。私に話しかけてくれたことはほぼないので、コミュニケーションはパートナーにお任せしました。
でも、これはパートナーがロシア語を話せるから、という理由によるところが大きいはず。私も同じようにロシア語が話せたら、会話に混ざれたんじゃないかと思うんです。
2のフライトの件も、かなり頭を悩ませました。
特にタシケントからフランクフルトまでの便は、夜中の3時半ころに空港へ向かう予定だったので、「チェックイン・カウンターや税関は空いているのか/お店は空いているのか/空港までの交通手段は」など疑問で頭いっぱいでした。
英語のブログで、「真夜中の便はたくさんあるから、タシケント空港は24時間フル稼働している。人もたくさんいる」と書かれているのを見つけたので、とりあえず一安心。ホテルから空港までのタクシーを予約したときも、ホテルのお兄さんは慣れた様子で手配してくれましたし、全然心配いらないと言ってくれました。
(ただ、タクシーが空港の入り口まで行ってくれなくて、もろ車道で降ろされたのにはちょっとびっくり。歩行者道路もなければ、周りに怪しいタクシーのおじちゃんたちがいたので、ちゃんと入り口まで送ってほしかった。おそらくタクシーの運転手は、空港駐車場の入場券が欲しくなかったんだと思う)
またフランクフルトでは、チェックインと搭乗のときに様々な乗客でひしめき合っていてかなりカオスだったので、タシケント空港では時間に余裕をもって行こうと、気合入れて向かいました。でも、チェックインから搭乗口まで占めて20分しかかからなかった。だーれも乗客いなかった。さみしかったー。
2時間以上、空港で一人で本を読みながら時間つぶしていましたよ。
フライトはほぼ満席だったけどね。
総合すると、ウズベキスタンとてもよかったと思います。
2018年の夏、ウズベキスタンでは観光に力を入れるいくつかの法律が施行されました。
まず、観光ビザが必要だった国のビザの寛容化と不要化。
ビザなしで観光に来れるというのはかなり魅力的。
それに、タシケントなどでの地下鉄駅の撮影許可。
以前は地下鉄駅が軍事施設とされていたため、撮影はできませんでした。
最後に、両替証明書とホテルの宿泊証明書の提示不要化。
お金や人の移動に厳しかったウズベキスタンは、旅行者がいくら両替したのか、どのホテルに泊まったのかを細かくチェックしていました。そのため、両替所やホテルの領収書は必ず保管し、出国の際に提示・提出しなければいけなかったようです。
今でもこれらの領収書・証明書はもらえますが、出国検査で提示を求められるケースはどんどん少なくなってきてるそう。
これには、管理システムのデジタル化なども一役かっていそうですね。
しかし陸路で隣国に向けて出国する際には、どのようなコントロールがあるか分かりませんので、そのときはまたリサーチと準備が必要ではないかと思います。
ウズベキスタン、街並みや開発がどんどん進んでいるところとか、一面に広がる草原などがモンゴルを思い出させるのですが…。
キヴァとブハラはアラブっぽさが残りとっても興味深くて、「このような町がまだあったのか⁉」と思わせてくれました。