チューリーでのこと

大学、ビザの手続きや日常のことなど。備忘録も兼ねた日記です。 カフェやレストラン開拓は苦手。お店情報はあまりありません。

87. 飛行機で週末旅行

3月上旬、どんより天気のチューリヒから、少し天気が良さそうなアテネへ5日ほど旅行をしてきました。

スイス外への旅行にはまだ不安があったのですが、なにせ12月末から続くシャットダウンで、気分がかなり落ち込みました。冬の天気が精神的に辛いのと同時に、在宅勤務の限界に到達してしまったと思います。

スイスからアテネに入国した人は、7日間の自主隔離が義務付けられていました。私たちの滞在は4日ほどなので、観光は鼻っからあきらめて、今回はホテルを存分に楽しみながら気分転換することに集中!

 

出発前から到着まで

 

チューリヒPCR検査は、Kasernenarealでお願いしました。自費で137フラン~
オンラインで予約をして、当日はパスポート&保険証を持って検査場へ行くだけです。感染症に関する症状の有無で入口が分かれていましたが、最終的な検査室でまた合流するように思いました。でも流れはスムーズで、スタッフの人も人を捌くのに慣れていたので安心。入ってから出るまで、10分強だったかな? 検査場の中では巨大なファンが数個回っていて、空気の入れ替えもいい感じ。

 

搭乗前に、PCRテストの陰性証明を提示する必要があります。チェックインカウンターで見せてもいいし、搭乗口で提示してもいいみたいです。私たちは、Aegean Airlinesのチェックインカウンターで見せて、搭乗券に「チェック済み」のサインをもらいました。

行きの飛行機は水曜日の正午。空港は空いているだろうなと思いましたが、本当にびっくりするほど人がいませんでした。平日といえど、通常はそこそこ混んでいるセキュリティチェックも、今回はなんと1分ほどで終了!

ガラガラの空港とは打って変わって、飛行機は満席。全員がマスクをしている以外は全くもって普通でした。ラッキーなことに私たちはビジネスクラスだったので、3列シートの真ん中を開けて座ることができました。

 

  • 到着

シェンゲン内の移動なので、入国検査がありません。アテネ国際空港に到着すると、スタッフの人が「PLF!PLF!」と叫びながら誘導していました。PLFは入国前に申請し、滞在先や連絡先を伝えるものです。PLFの受付完了証明を印刷してスタッフに見せてもいいし、携帯でQRコードを見せても大丈夫です。

到着の際にランダムで感染症検査をすると言われていたのですが、私が見てる限り1グループにつき1人がテストされていました。

 

自主隔離期間

 

  • ホテルまで

空港からホテルまでは、公共交通機関が使えました。もちろんマスク着用して、まっすぐホテルへ向かいます。寄り道は厳禁ですが、スーパーに寄るのはOK。

 

  • できたこと

ジムやスパは閉まっていましたが、ホテル敷地内を自由に歩くのは大丈夫。ホテル内のレストランも利用できました。
2か月以上外食していなかった私たちは、ホテルレストランでの時間がとっても新鮮に感じました。サービスの人がいて、メニューを見ながらワインのおすすめをもらい、きれいに飾られた店内でお料理を頂くのって、本当に久しぶりだったんですね。

スーパー・薬局やテイクアウト店へ行くこともできます。食事は、宅配サービスがとっても便利で安いのでおすすめ。
外出するときは、"Extraordinary Movement Permit"という申請書を記入して、パスポートと一緒に持って出なければいけません。コントロールされたことないけど。

 

朝は、ホテルの朝食会場で食べます。ビュッフェですが、自分で食材を取ってはいけないので、スタッフに「これとこれを下さい」と伝えて取ってもらいます。衛生的で大変過ごしやすかったですが、スタッフに悪いなという気持ちが…。
朝食が済んだらすぐに部屋に戻り、パソコン作業もしくは本を読んでいました。PCでは、ウェブデザインの勉強や語学の勉強などをちょこちょこ。

昼食はいつも軽めに済ませ、午後はレッツ運動です! YouTubeで動画を流しながらエクササイズや筋トレに励みます。またスーパーに行くのも午後が多かったです。

夜はお楽しみの時間。宅配サービスでごはんを注文したら、午後買ったビールやワインを開けます。白ワインとビールが美味しくて、ハマってしまいましたw

 

帰国前から帰国後

 

Aegean Airlines で航空券を買ったとき、「PCR検査の割引券」をもらいました。通常60ユーロのところを、50ユーロでできるよっていうことらしいです。

インターネットで予約をして、会場へ。会場は屋外で人も少なく、すぐに終わりました。PCR検査の結果はEメールで、鍵付きで送られてきました。SMSで鍵のコードが別途送信されるらしいのですが、私たちがスイスの電話番号しか持っていなかったため連絡来ず。結構焦った。

結局、翌日会場に電話して、鍵無しのEメールにて無事に結果が受け取れました。

 

PCRの検査結果は、携帯の画面で見せても大丈夫でした。宿泊場所で印刷できなくても、心配ないようです。

アテネ空港はまあまあ混んでいましたが、チェックインもセキュリティも待たずに済みました。空港内のお店は空いていましたが、座って飲食ができないので、待合エリアで飲食する人がたくさん。これは本末転倒というか、空港内に関して言えば、あまりいい対策じゃない気がする。。

 

  • 到着

シェンゲン内の移動なので、基本的にパスポートコントロールがありません。スイスに入国する前にPLFを申請してQRコードをもらうのですが、これも提示する必要がありませんでした。

通常と全く同じように、飛行機が到着してそのまま出口へ。3月上旬、アテネからスイスに来る人には自主隔離が免除されていたので、特にコントロールがなかったということなのでしょうか。

 

ホテルで自主隔離。観光なしの旅行でしたが、アテネの料理とワイン、そして気分転換が存分に楽しめた時間だったと思います。
これでまた、ホームオフィスをしばらく頑張れる…かな?