45. チューリヒで結婚するには?(No.2 婚姻要請編)
前回の続き~
Zivilstandsamt に提出する書類が揃ったら、個人登録に向かいます。
私は時間が無かったので自分で直接提出しに行きましたが、郵送でもできるみたいですね。
Zivilstandsamt には、産まれたての赤ちゃんを連れた夫婦やお年を召したご婦人、若いカップルなどが訪れていました。
朝一で行ったので混んでおらず、すぐにカウンターに行くことができたのでよかったです。
個人登録はすぐに終わるということなので、そのまま同じカウンターで婚姻手続きもしてきました。
なにぶん、時間が無いので。
婚姻の手続きをする場合は、身分証明書が必要です。もちろん、パートナーと一緒にいくので、二人ともパスポートを持っていきました。
スタッフが身分証や個人の登録内容を確認している間に、婚姻の申請書を二人それぞれが記入します。
申請書には、
・自分の名前と住所、国籍
・結婚後の姓
・配偶者にしたい人の名前と住所、国籍
・自分の意志で結婚するという署名(強制結婚は禁止されている)
A4サイズの両面に書かれた↑これらを記入して提出。
私は結婚しても姓を変えないので、「結婚後の姓」は空白で。
パートナーは私の姓にするので、ローマ字で私の姓を記入していました。
ミドルネームなどをつける場合は、それも記入する欄があったみたい。(自分に関係ないから、すっ飛ばしてた)
申請書を提出しても、結婚完了にはなりません。(知らなくてぬか喜びしたけど)
これはあくまでも、お互いがお互いを結婚相手として名指しした状態なんです。正式な婚姻届けは、Trauung という式で記入・提出します。Trauung は、いわゆる「結婚の誓い」をする式ですが、宗教的な要素はなく、あくまでも事務的に行われます。公務員の前で、知人を婚姻の証人に呼んで、二人でサインをするみたいです。
申請書を出した10日後から、Trauung の予約を取ることができます。
なぜ10日間と決められているのかは分からないのですが…。予想としては、役所の業務や婚姻届けのキャンセルができる期間なのかな?
私たちは、Trauung を一カ月以内に行う必要がありました。
なのでその旨をスタッフに相談したところ、
「それだと10分のショートコースしか空きがないわよ」
と言われてしまって、ちょっとショック。
Trauung は事務的な手続きですが、これをもって結婚することになるので、やっぱり大切な式です。
Zivilstandsamt では、ワインセラーや動物園など、趣向を凝らしたロケーションで Trauung をしてくれるそうで、ちょっと興味あったのにな…。特に動物園!
でも、しかたありません。時間が無いんだもの。
取り急ぎ一番早い日時で、10分のコースを予約しました。
ちなみに婚姻の手続きは、30分ちょっとで終わりましたよ。
さあ、日時が決まったら証人とゲストに連絡です!
参考までに
Trauung ができるロケーション!